【3月度院内勉強会のご報告】
島根県立中央病院の老人看護専門看護師である立原怜さんをお招きし、院内で「認知症の方の意思決定支援」についての勉強会がありました。
医療の現場では、ついつい「ご本人のため」と先回りして、ご家族の同意だけで治療方針を決めてしまうことが日常化しがちです。
しかし認知症だからといって「何も決められない」わけではありません。
大切なのは、日々の小さなサインを見逃さないことだということを学びました。
《勉強会での気付き》
●言葉以外のサインを読み取る: 笑顔、うなずき、あるいは不快な表情や行動(BPSD)も、立派な意思表示。
●決めつけないアセスメント: こちらの「思い込み」でケアをすると、ご本人の不安を強めてしまう。
●ACP(人生会議): 先のことだけでなく、今の「その人らしい生活」をチームで支える。
《おすすめサイトのご紹介》
認知症の方への対応で悩んだら、大阪大学などの研究グループが運営する無料サイト『認知症ちえのわnet』がおすすめです。
● 全国の「うまくいった対応例」の確率をグラフで公開
●医療・介護の専門職だけでなく、一般の方も閲覧OK
「どう接したらいいかわからない…」というときの知恵の宝庫です。ぜひご覧ください!
一人ひとりの価値観やペースに寄り添い、「持っている能力を最大限に活かせる環境」を整えること。
薬の安全管理だけでなく、こうした温かいケアの視点も、病院全体でしっかり共有していきたいと思います!
いつも、思いやりの心を。
小林病院

