【新しい肺炎球菌ワクチンのご案内】

2025年8月に、21価結合型肺炎球菌ワクチン「キャップバックス®(PCV21)」が国内で承認されました。

これまでの肺炎球菌ワクチンは主に小児向けとして開発されてきましたが、キャップバックス®は初めて“成人のため”に設計されたワクチンです。

成人で重症化しやすい型を中心にカバーしており、高齢の方や持病のある方など、感染リスクの高い方に向けた新しい選択肢となります。

肺炎球菌は、肺炎の原因としてだけでなく、菌が血液や髄液などに入り重症化する「侵襲性肺炎球菌感染症」を引き起こすこともあります。

これらの感染症を予防することがこのワクチンの目的です。

なお、すでに他の肺炎球菌ワクチン(例:ニューモバックス®やプレベナー®)を接種された方は、

接種の間隔や順番が異なる場合があります。

健康状態や既往歴によっても最適な時期は変わりますので、詳しくは医師へご相談ください。

皆さまが安心して暮らせるよう、当院ではこれからも予防医療の取り組みを続けてまいります。