当院の胃カメラについて
苦痛の少ない胃カメラが得意です
当院では最新の経鼻内視鏡システム(FUJIFILM社ELUXEO 8000システム)を導入しております。
LED光源で明るく、BLI(Blue Light Imaging)、LCI(Linked Color Imaging)の多彩な観察モードを用いてがん(咽喉頭がん、食道がん、胃がんなど)の発見や胃炎(ヘリコバクター・ピロリ感染の有無など)の評価を適切に行います。
できるだけ苦痛のない内視鏡検査を提供するため、“オエッ”となる反射が起こりにくい鼻からの内視鏡を勧めています。当院では検査前の麻酔に十分な時間をかけ、検査時も職員ができるだけ声掛けをしながら検査を行います。
‟以前に鼻から入らなかった…” ‟胃カメラが辛くて苦手…”そのような方も是非当院に相談ください。さらに、鎮静剤を使用した内視鏡検査にも対応できるようになりましたので、どうしても胃カメラは苦手で受けたくない…そのような方でも一度ご相談ください。
上部消化管内視鏡検査の流れ
<受診前準備>
- 検査前日の21時以降のお食事は中止してください。検査2時間前までは飲水(お茶)は可能です。
※午後検査の方は、検査前日の食事制限はありません。- 検査当日は、朝から絶食、禁煙です。飲水は検査2時間前まで可能です。常用薬は、検査2時間前までにコップ一杯の水で飲んでください。
抗血栓薬(血がさらさらになる薬)を内服されていても検査は可能ですので自己判断で中止しないようにお願いします。ただし、糖尿病治療薬など血糖を下げる効果のある薬やインスリンは低血糖を来す恐れがありますので当日休薬中止してください。
内服の休薬に関しては主治医とよくご相談ください。
<前処置>
- 経鼻内視鏡検査消泡剤を飲んだ後、鼻の通りを良くし出血を防ぐ薬を鼻に噴霧します。その後鼻腔を麻酔し、スティックを通し鼻腔の大きさを確認します。鼻腔が狭い方、痛みが強い方は口からの挿入へ変更する場合があります。
- 経口内視鏡検査消泡剤を飲んだ後、喉に麻酔を行います。検査時はマウスピースを嚙みます。当院のマウスピースは嘔気感を軽減されるように開発された新しいマウスピースを導入しております。
検査時間は5-7分程度です。経鼻内視鏡検査では検査中会話も可能です。生検などを要する場合には更に時間を要します。
ポイント
当院では、経験豊富な医師のみならず、前処置する看護師にも十分な指導を行っており、少しでも苦痛を少なく、精度の高い検査を行うために様々な工夫をおこなっています。
他院で ”鼻が狭くてムリ” ”鼻炎の人はできない” などと断られたことがある方でも検査可能となった事例が多くあります。ぜひ一度ご相談ください。
<検査後>
- 経鼻内視鏡の場合は15分後から、経口内視鏡の場合は1時間後から飲食が可能です。
※組織採取(生検)を行った場合は個別に絶食時間を検査後に説明します。